

堂内には三百三十の勝縁宝筒・三十三観音像が安置される。
本堂の天井には百観音本尊御影・三百三十の椿絵がある。
ご本尊の十一面観世音は松久朋琳・宗琳作で像高一丈三尺、尾州檜に刻まれた美しい尊像で、昭和四十九年弘法大師ゆかりの坂東二十七番飯沼山圓福寺本尊写しの尊像として造顕奉安された。
本堂の参拝がすめば西国・坂東・秩父の百観音満願堂(松久朋琳・宗琳作の木彫百観音像奉安)を巡拝し中門へもどる。
毎月十八日の縁日は本堂で観音経読誦会が開かれ大護摩供を厳修し、修養道場で一汁一菜の精進薬膳カユの接待と一度に六十名入れる大浴場(薬師堂地下)で薬湯(無料)に入ることができ近隣はもとより東京方面からの参拝者で賑わう。
この寺は坂東二十七番圓福寺の奥ノ院でもあるが、坂東巡礼をはじめ諸国霊場を巡拝満願した有縁の人の浄財喜捨によって開創建立されたことから、これから巡礼発願する人から満願成就した人までのサービスセンターとしての役割をはたすべく巡礼・へんろに関する全国の霊場の資料収集をはじめ、巡拝案内から毎月東京を中心に巡拝団を募り百八十八霊場はもとより地方霊場の巡拝年十五回以上、三十有余年間つづけている。
へんろ道中、時間を得て巡拝作法から札所寺院のあり方まで参考にしたいところ。
納経受付は本堂内にある。
路もこのころを選んで参拝することをおすすめしたい。
本州の最東端・銚子犬吠埼へは干潟から旭へ出て国道126号で飯岡を経由し屏風ヶ浦沿いの銚子有料道路で愛宕山より犬吠埼へ。
寺はこの愛宕山東側の中腹にある。
三方が海で視界が開け太平洋の海原がはてしなく広ろがる。
切りたった愛宕山の岩肌を背に約五千坪の境内に寺務所(巡礼の会本部事務所)文殊堂・不動堂・鐘楼・鎮守堂・修養道場(薬師堂)・修行大師像(木彫)奉安の大師堂・ウスサマ明王堂・諸国霊場のお砂踏場があり、中門左手より本堂へ向かうと観音巡礼の元祖徳道上人と閻魔大王が奉安され、つづいて四国八十八ヵ所本尊(木彫松久朋琳・宗琳作・昭和四十九年造顕)が奉安されている。
また本堂向拝には宝塔様式金色舞台造りの二層のさざえ堂が建立され、